佐々木小次郎と宮本武蔵の対決に学ぶ処世術とは…
何事もイメージに左右されてはいけないですね。
特に、噂話には気をつけないと。
先日、山口県は下関にある巌流島に行く機会に恵まれました。
穏やかな春の陽射しの下、わずか10分で着いた巌流島は、散歩にもってこいの素晴らしいところでした。
さて、巌流島には、有名な佐々木小次郎と宮本武蔵の対決シーンを模した像があったのですが、よくよく説明を読んだり、ネットで検索してみて驚きました。
詳細は不明にしても、この対決の時、宮本武蔵が20代の若者であったのに対し、佐々木小次郎は60歳代、一説には70歳を超えていた、というのです。
佐々木小次郎と宮本武蔵の対決を描いた絵を見た記憶はあるのですが、若者対老人の絵を見た記憶がありません。
なんとなく、佐々木小次郎というと、長い刀を持ったイケメン細面の色白男というイメージだったのです。
そんな老人を何時間も待たせて勝負するとは、果たして、正々堂々としたものだったのでしょうか…
もっとも、宮本武蔵が遅れた、というのも吉川英治の創作とのこと…
さらに、宮本武蔵は仲間を連れて対決に行った、という記録もあるとのことでした。
もう、こうなると、実際のところが何なのか、ちっともわかりません。
いや、イメージというのは怖いな、と思いました。
このようなことは、日常生活でもあるように思います。
教室でもこのようなことは起こりえますし、ご家庭の中でもあるかもしれません。
「う〜ん…それってホントかな?」
「誰かに都合のいいストーリーじゃないかな?」
と、心のどこかで思っておくようにしたいものです。
子どもの話を聞いていて思うのは、子どもは、そして大人ももちろん、決めつけられるのが嫌いです。
せめて、相手の話を予断を持たずに聞かないと、と思います。