子どもと一緒に考えたい、たった一つのこと
「自分がされたら、どうか」
シンプルイズベスト
と言います。
私の大切にしている言葉です。
子ども達は、イジワルも乱暴も含めて、いろいろなことをして、言って、もちろん、されて、言われて、傷つけて、傷つけられます。
当然、悪いことばかりではありません。
誰かの役に立ったり、心を温かくしたり、いろいろないい経験、役に立つ経験もします。
どちらであっても、
「自分がされたら、どうか」
という観点だけで、一緒に考えたいものです。
もちろん、誰かのためになることは大事です。
が、あまりに他人のための、他人のため、というのは自分のことが置き去りにされていて、実は心のムリを溜めているのかもしれません。
あるいは、自分の問題から逃げているのかもしれません。
私は、何か教室で起きた時は、たった一つ、
「それって、自分がされたらどうなの?」
とだけ聞きます。
ほとんどの場合、自分で自分の言動がどうなのか、わかっているのです。
でも、言ったり、やったりしてしまう…
まず、自分がされたら〜のことを考えるタイミングを取り、それから、
「しないではいられなかった何かがあるんだよね?」
と聞きます。
その子の言い分や事情をくむのは当然、必要です。
未来志向で、自分の言動をどうするのか、シンプルに考えたいと思うので、
「自分がされたら、どうか」
ということだけを子どもと考えることをオススメします。
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