ここぞ、という時の励まし方
「励まさない」
先日、クラスのみんなで、大縄を跳んでいました。
いろいろな学校で、よくやっていますから、ご経験のあるは方も多いでしょう。
子ども達は、初めこそ、100回だの200回だの、大口を叩いていましたが、いざやってみると、ウケを狙ってみたり、不安が高まったりで、なかなか50回もいかないのです。
が、それでも、数をこなしているうちに、いよいよ80回!というところまで来た時、緊張に耐えられず、いつもの動きと全く違う動きをして、引っかかった子がいました。
まぁ、緊張してしまうのも理解できます。
ここで自分が止めたくない!
文句なんて言われたくない!
そして、何より、ダメな自分を直面したくない…
そこで、いつもの動きが出来なくなるのですね。
結局、「いつもの」ということが重要なようです。
もう少しで100回!
自分が止めたらどうしよう…
と思うから、アタマの中は、いらないことばかりがグルグル回ってしまいます。
まだまだ、全然、大丈夫〜
と、肩の力が抜けていれば、いつもの通りに動けます。
クラスの縄跳びは、その後、気を持ち直して、100回も超え、200回も超えたのですが、私が言わなくても、
「大丈夫〜ただの30回だよ〜」
と、130を超えた時に声が聞こえてきて、子ども達も自然にわかってるんだなぁ、と思いました。
ここぞ、という時こそ、励まさない。
いつも通りに勝るものはない、と思います。