鈍感な方がいい時もある。
いつもの逆を考えると、うまくいく。
よい子育てをするためには、いつもアンテナを伸ばして、ちょっとしたことに早く気づいて、いい言葉がけで子どもを導く…
とはいえ!
時には、鈍感な方がいいこともあるようです。
私は、とあるお母さんに、こんなことを言われたことがあります。
「青木先生は、細やかですよね。だから、かえって、子ども達が期待しちゃうんでしょうね。鈍感な先生なら、逆に期待さえしないと思うんです」
この言葉は、私にとって、大きな驚きだったことをよく覚えています。
私は、むしろ放任的で、細かい声を拾えていないことが、大きな課題だと思っていたからです。
なるほど…
細やかに対応すればいい、というものでもないんだな。
鈍感なぐらいが、かえっていいこともあるんだな。
この気づきは、私の幅を広げてくれたと思います。
それまで、自分の生育歴や、経験に基づく、個人的な感覚で固まっていた教育観を、まるで逆の方向に広げてくれたコメントでした。
時には、いつも考えていることの逆を考えると、うまくいくこともあるのだな、と感じました。
あなたにとって、いつもの逆とは、どんなことですか?