いいところだけを探す
それって、甘やかしではなく、気持ちを冷静にするための心の持ち方やヒントなのだと思います。
私は、毎日、子どもたちの前に立ち、授業をします。
すると、あの子、聞いてないなぁ〜という事実を突きつけられることも、大いに(!?)あります。
そんな時、気をつけないと、さらにネガティブなことを探してしまうものです。
まずは、もっともっと、子どもの気持ちを惹きつけないと!と焦る…
あるいは、その子にハッパをかける…
さらに、他に集中していない子が目に入り、誰に向かって言っているかハッキリしない注意をする…
などなど、どんどん「グダグダ」になってしまいかねません。
そこで、目がマイナス探しに向かうのをグッとこらえて、落ち着いて、「いいところ探し」をしてみます。
すると、集中している子を見つけることができます。
あるいは、話を聞いていない!と思っていた、あの子が、丁寧にノートを書いていたことを見つけることができます。
さらには、実は、大多数の子が、頑張っていることに気づくことができます。
そこまで視野が広まると、授業の立て直しも落ち着いてできます。
要は、「こりゃダメだ!」という時ほど、あえて、「いいところ探し」をすることで、気持ちがリセットされると私はご提案したいのです。
不安にかられて、焦って打つ手は、あまりいい結果を招かないと思います。
冷静さを取り戻すために、何かあったら、「いいところ探し」…してみませんか?