お母さん!
お子さんの心に、温かい「意味」を植えつけてみませんか?
きっと、明るい花が咲くと思います。
意味づけって、大切だと私は思います。
今日、私は学校からの帰り道、いつものスタバに入り損ねて、正確に言うと、狭い席が何となく嫌で、ドトールに入りました。
しかし、ドトールでも広めの席はいっぱいで、出入り口近くの、ドアが開くたびに寒風の入る、狭い席だけでした。
にもかかわらず、何となく、そこが気に入り、カフェラテを飲んだのですが、ふとその時、ミラノのバールで、エスプレッソを立ち飲みしたことを思い出してしまいました。
ちょっと狭いスツールに、半分腰かけたような感じでいたことで、ふと記憶が湧いてきたようです。
すると、三鷹のドトールが、ミラノの古びたバールになってしまったから不思議です。
こういうことは、学校でも、たくさんあります。
教科書を忘れた、とある男の子。
また叱られる〜とご機嫌斜めになりました。
というよりも、彼は、人一倍、自分を責めてしまうのです。
私は黙って見ていましたが、
「後ろの席に行って、あの子に見せてもらいな」
と言ってみました。
彼は、その子が好きだったんですね。
スッカリ気分も直り、授業にも落ち着いて、参加していました。
自分を責めてしまう嫌な出来事のはずが、好きな子とコミュニケーションのチャンスでもあったわけです。
また、私の勤める学校では「労作」と言って、学校をきれいに整備する活動があるのですが、そんな時、ゴミ拾いと言わずに、「鑑識活動だよ」と言ってみました。
「犯人の痕跡をチリ一つでも探さないと〜」
と話したところ、勝手に刑事役やら、鑑識役やらをやって、ワイワイ楽しんで、あっという間にゴミがなくなりました。
正直なところ、私自身も、前向きな時ばかりではありません。
明るく意味づけをできずに、イライラしてしまうことも、あります。
毎日、大忙しのお母さんなら、なおさら、そんなに理屈通りにはいきませんね。
5回のうち1回でも、10回のうち1回でも、明るく意味づけをできたら、お母さんの笑顔も増えるのではないかと思います。
お母さんの笑顔ほど、お子さんを力づけるものはないのです。
お母さんが笑顔で、お子さんの心に、温かい意味づけというタネをまけば、親子で明るくなれる花が咲くのではないでしょうか。