思っているより、お子さんのことを信用していいのかもしれません。
今日の記事は、もう、そのままです。
お母さんが思っているより、お子さんのことを信用していいのかもしれません。
もちろん、心配、心配、と言いながらも、お子さんのことを信用なさっていると思います。
とはいえ、毎日を過ごしていると、思いもよらないトラブルを起こしてきたり、
予想だにしない嘘をついていたり、その信用をぐらつかせる出来事もあるものだと思います。
実際、私も教室で、信頼していたにもかかわらず、嘘をつかれたこともありますし、
約束を破られたこともあります。
それでも、私はやっぱり、信用した方がいいな、と思っています。
失敗することも含めて、多少の嘘をつかれることも含めて、
「まあ、うまくやるだろう」と緩やかに信用していた方が、
何より、自分の気持ちがいいことに気づいたからです。
有名な心理学の理論の1つに、ピグマリオン効果というものがあります。
教師期待効果とも言うそうです。
サンフランシスコの小学校で行われた実験の結果、導かれたことは、
実際に知能の有意差がないにもかかわらず、
「この子はこれから成績の伸びてくる子」
と教師に伝えた子どもは、実際に成績が伸びる傾向にあったということです。
この実験には再現性がない、とか、教師の依怙贔屓ではないか、などの批判もあるようですが、
もしある程度でも当てはまるなら、期待した方が得と言ってもいいかもしれません。
私の場合、期待、というよりも失敗なども含めた広い意味での信頼、という言い方の方が、気持ちに近いのですが、もっと信用していいな、と思っています。