前もって、手を打たなくてもいい。
先々を考えて、早め早めに手を打てる人こそ…
できる人!
という考えがあるかもしれません。
それも、確かに大切な要素の一つではあると思いますが、私個人の考えでは、むしろ、懸念材料の一つでもあります。
例えば、子どもに勉強をさせたい時、将来、困らないために、とか、将来、役に立つから、というストーリーを語ることがよくあると思います。
私が接してきた子ども達の反応から察すると、それは、あまり子どものやる気にはつながらないようです。
そんな何十年も(少なくとも彼らの感覚では…)先のことより、「今」なのです。
今、ふさわしいこと、必要なことに専心する積み重ねが未来につながっていると言えるのではないでしょうか?
「今日」を生きるから、「明日」がある。
「未来」から逆算するのではなく、「今」どうすべきか、という観点を持っていないといけないと思います。