スタイリッシュであるとは、その人らしさを受け入れること。
それぞれのらしさ、強みも弱みも認めることで、魅力が増すのではないでしょうか。
昨日、私なりの「エレガントさ」について、記事を書きました。
今日は、「スタイリッシュ」について考えてみます。
スタイリッシュとは、デジタル大辞泉によると、
「流行に合っているさま・いき(粋)」
とのことでした。
これは、私が思っていたことと、ずいぶん違っていました。
「スタイル」は、その人のスタイル、容姿やあり方などを意味していて、だから、スタイリッシュとは、それぞれの人のスタイルをよく表したり、強調したりしていることだと思っていたのです。
ということで、辞書の意味通りでは、私の大切にしたいことと違うので、いきなりテーマ変更の危機なのですが、昨日の記事で、「定義は自分で決める」とご提案した以上、今日も心置きなく、自分なりの「スタイリッシュさ」を書かせていただこうと思います。
私は色白で、それが本当に嫌でした。
女性ならまだしも、「男のクセに〜」と、言われるのも嫌でしたし、何より、自分が一番、そんな自分を嫌だと思っていました。
そう考えると、「女性ならまだしも」という言葉も、無用心なものです。
女性だって、いろいろな考え方があります。
実際、私がかつて担任していた女の子は、色白な自分が嫌で嫌で、とにかく日に焼きたい!と、しょっちゅう口にしていたことを思い出します。
同じようなことは、いくつもあるでしょう。
例えば、身長です。
私は、小学校6年生の時、160cmそこそこで、それなりに大きい方でした。
が、それは、本当に嫌なことでした。
親戚には、「楽しみだなあ〜」と、よく頭を撫でられたものですが、当の本人は、人と違っていることや、人の目が自分に向くことが、嫌で嫌で、仕方ありませんでした。
それが、今となっては、176cmでピタリと止まり、「あとせめて4cmあったらなあ〜」とボヤいているのですから、ご都合主義ですね。
こんな話を子どもにすると、背の低い(と、本人が決めている)子は、「そんなのうらやましいよ〜」と言うのです。
だとすると、自分でどうにもできない、自分なりの容姿や個性、才能を早く受け入れて、いいものを活かすようにした方が、「トク」なのではないでしょうか?
私にとって、そう切り替えるきっかけになったのは、ある方から送られた「ピンクのワイシャツ生地」でした。
この生地は、私にとって、「お仕立てのワイシャツ」というだけにとどまらないギフトでした。
・色白の私には、ピンクが合うのではないか。
・ピンクは女の子の色、そんなのは勝手な決めつけではないか。
・自分の体型にキチンとフィットさせることで、かえってスリムに見えるらしい。
・生地を送って、あとは相手に合ったものにしてもらう、というプレゼントがあるなんて、素晴らしい。
この経験が、私にとって「スタイリッシュさ」の重要性を強く意識させることになったと思います。
・太って見られたくないから、太めのものを選ぶ。
・色白なんて嫌だから、無理やり、日焼けする。
それは、私にとって、スタイリッシュさのない、「無粋な」ことです。
まだまだ途上の私ですが、さらに「自分らしさ」を認めて、スタイリッシュさを目指していこうと思います。