2015年

8月

01日

服も子育てもジャストサイズ!

ジャストサイズに優るものはない。

服選びでは、私はジャストサイズであるかどうかをとても気にします。

これは、子育てでも大切な観点だと私は思います。

長く着れるように、太ってもいいように、窮屈なのは嫌だから、とワンサイズ上を選ぶ人が多いのです。

でも、そうすると、実は服に無駄な力が加わって、結局、服が早く痛んでしまうことにもなってしまいます。

あるいは、だらしない人、という印象につながるかもしれません。

(もちろん、これは、大人の服の話です。サイズ変動の大きい子ども服まで、いつもジャストサイズというのは現実的ではないと思います)

さて、子育てのジャストサイズ・ジャストフィットとは、どんなことでしょうか。

それは、お子さんの「今」に合っているかどうか、ということです。

内容・レベル・分量・好み・適性…
ジャストサイズでしょうか?

ピアノがしたい、と思っている子に、和太鼓をさせていませんか?

バイエルがちょうどいい時なのに、なんでブルグミュラーをやらないの!と怒っていませんか?

ジャストサイズかどうか、把握する一つのヒントは、お子さんがミスや失敗を続けていませんか?ということです。

なぜだか水泳教室の日は、学校で忘れ物をする…

なぜたか塾の日は、友達とケンカして帰ってくる…

そういう、「なぜたか」の連続は、ヒントになっていることがあります。

何度か注意しても、止まらないなら、ジャストサイズかどうかを考え直してみるチャンスです。

さて、話は洋服に戻ります。
私はもちろん、フルオーダーで洋服を買っている訳ではありません。既製品そのままで合うものを探すか、もしくは、適度な補正をします。

あれこれ試してみるのは手間がかかります。もちろん失敗もします。

でも、自分の体型に合うお店を見つけたり、シリーズを見つけたりできた時は、とても嬉しくなります。

お子さんにとって、何がジャストサイズなのかは、一発でわからなくて当たり前なのではないでしょうか。

あぁ、この子には、これが合ってたんだ!

それを見つけられた時は、きっと最高に楽しい気持ちになれると思います。



2015年

8月

02日

50年ぶりに復活した東京の海水浴場で学んだこと

下手に手出しなんて、しない方がいい

昨日は、都内で50年ぶりに復活したという葛西臨海公園の西なぎさで、小学校の先生向け研修があり、行ってきました。

その中で、とある先生が、学校で作っている池の環境の整え方について質問したのですが、それについての水族館の方からの答えが、

「下手に手出しなんて、しない方がいい」

ということだったのです。

この先生の学校では、使っている水も水道水だそうですが、何となくうまくいっているのだそうです。

それならば、かえって何か手出しをすると、バランスが崩れてしまう。黙ってみていられずに、変なことをして、せっかくの環境を壊してしまうことが多い。

のだそうです。

もちろん、うまくいっていないなら、原因を考えて、あれこれ試してみるのでしょう。当然のことです。

問題は、うまくいっているのに、あれこれしたくなってしまうことです。

これは、子どもの人間関係でも同じなのではないでしょうか。

大人からみれば、「?」ということでも、安定しているのなら、口出しせず、ちょっと様子を見てみることも大切です。

それから、気になっていることを聞いたり、話したりしても遅くはありません。

あれこれ質問責めにしたり、大人の意見を押し付けてばかりしていると、かえって肝心なことを相談できなくなります。

バランスが取れているかどうか、ちょっと考えてみて欲しいと思います。




2015年

8月

03日

中学受験…私はコレで失敗した!?

いいところを伸ばす。
悪いところは、ほどほどに見る。

今日は私自身の子どもの頃のことを中心にお話させてください。

私は中学受験を経験しました。
その時、国語と社会が得意で、特に社会は、特に準備して行かなくても、成績上位者で、名前が出るほどでした!

しかし…
算数は、極端に苦手だったんです。

そんな私の様子から、塾の先生は、大得意な社会、そこそこできた理科を捨てて、算数に勉強時間を割くように私の母にアドバイスしたのでした。

田舎から出てきた両親は、中学受験のこともわかっていませんし、それならば、と四教科をやめて、国語と算数の二教科受験にしました。

受験校も、国語重視の学校を中心にし、私の個性やタイプは、考えないで選びました。

すると、模擬試験でA判定しか取ったことのなかった学校にアッサリ落ちてしまったのです。

このことは、母は随分、後悔していました。
塾の先生の言いなりにならず、得意なことを残しておくべきだった、と何回も聞かされました。

それは、落ちたからでしょ…
結果論ですよ。

確かに、そうも言えます。

でも、私は教師となった今、預かってきた子ども達のことを思い返すと、やはり、好きな科目を捨てる手はないな、と思います。

もちろん不得意な科目を頑張る必要はありますが、そればかりを強調しても、やる気になれません。

どんどん自信をなくしてしまい、さらに勉強しない、という悪循環になりがちです。

それに、「不得意」というのも、かなり思い込みの要素が強いのです。

何しろ、いわゆる滑り止めに入った私は、ある時、中学校の先生に、突然、こんなことを言われたんです。

「青木、お前は入試の時、算数は相当、上位で入っていたぞ」

私はビックリしました。
「不得意」というのは、実は、

「面倒でイヤ」

とか、

「真剣にやってできなかったら恥ずかしいのでやらない」

というようなことかもしれないのです。

しかも、それを教えてくれたのは、私が得意だった国語の先生で、しかも担任でもなんでもないというのも不思議な縁です。

まぁ、どうであれ、勉強しないことには、力はつきません。私が中学受験で失敗したのは、勉強不足以外の何物でもないのです。

それは、当然の事実とした上で、どんな子にも、大なり小なり、得手不得手がありますが、80%は、得意なところを伸ばす方針がいいのではないか、というのが私の考えです。


2015年

8月

04日

「自分のことだけ」は悪いことじゃない。むしろ、いいことだ!

大人のお付き合いは、適度な距離が必要

それを具体的に考えると、私にとっては、

「他人のことは変えられない。自分が自分のことを考える」
 
ということです。

私はこれまで、何度か、お母さん同士のトラブルを経験してきました。

子育て観・価値観は、いろいろです。
それを押し付けられた!と感じると、トラブルになってしまうようです。

しかし、この手のトラブルは、うっかり他のママ友に話してしまうと、余計にこじれることも多いため、うっかり人に言えません。

そうかといって、夜、ご主人に話しても、

「もう、いいよ。聞き流せば〜」

ぐらいにしか取り合えってもらえず、それもまた、お母さんにとって、イライラを募らせることになるようです。

そういう経験をされている方は、世界に何万、下手をしたら何億といるだろうと思います。

だから、大前提として、

・他人のことは変えられない
・自分は自分のことだけ

ということを再認識しておきたいな、と思います。

「あの人の偏ったところをなんとかしたい!」

と言い出すと、

「お前こそ偏ってるだろ!」

という終わりのない争いが待っていると心に留めておきたいなと思います。



2015年

8月

05日

イライラした時は、パンダになりましょう!

イライラが溜まったら、パンダの顔を思い浮かべましょう。

パンダは、まずカワイイですね。
イライラした時、ホワッとした気持ちにもなれるでしょう。

さらに昨日、動物園で学んだこと。
パンダは、食べた竹の20%しか吸収できないのだそうです。

それが証拠に、パンダのフンは、ほとんど葉っぱや茎のままなのです。

一方、つぶらな瞳のキリンは、反芻と言って、一度、飲み込んだものを再び、口に戻して、何度も何度も噛み砕きます。

おかげで、キリンのフンは、あの体の大きさにも関わらず、とても小さくて、中身はまったく繊維の見えないものなのです。

以前、ブログに書きましたが、イライラを溜めるタイプの人は、嫌な記憶を反芻する傾向にあります。

ですから、嫌な記憶を効率よく吸収してしまうのです。しつこく、しつこく、嫌なことを味わってしまうのです。

イライラを卒業したい人は、早くキリンをやめて、パンダにならなくてはいけません。

パンダは、食べても、食べても、どんどん出てしまいます。ほとんど吸収できません。

そうなれば、嫌なことは、どんどん続くでしょうが、体の中には入りません。

ぜひ、イライラしそうになったら、パンダを思い浮かべてくださいね。


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2015年

8月

06日

怒ってもいい。でも嫌味だけは捨てる

「ほら、やっぱり落とした〜」

さらに、

「もう、これ食べられないんだよ」

先日、子ども達を連れて、水族館に行った時、耳にした会話です。

怒るのは当然です。
そこから、嫌味の部分だけを取り除いてみませんか?

休憩所で待っていた私の横は、遅いランチでしょう。親子連れがたくさん通っていました。

当然、転んだり、モノを落としたり、食べ物をひっくり返したりすることもあります。

そんな時、そういう失敗をとがめずにはいられないのは当然だと思います。

他人のことなら、

「そんなにカリカリしなくても〜」

と、鷹揚になれるのです。
でも、我が子ではなれない…
そんな声をよく聞きます。

親子関係、中でも母子関係は特別なものです。
そうそう理屈通りにはいきません。
イライラも激しくなりがちです。

それは当然のことと、受け止めた上で、

「ほら、やっぱり」

とか、

「あ〜もう食べられない」

という、腹立ちの気持ちを強めるだけの嫌味だけを取り除いてみませんか?

こういう嫌味の積み重ねは、子どもの自尊心を傷つけます。怒るのは当然だけど、嫌味だけは捨てる…それができたらいいな、と感じます。







2015年

8月

07日

癒されたいなら、砂に触れよう!

今年の夏は海に行きましたか?

年々、夏に海に行く人が減っているそうです。
理由はいろいろあるそうですが、何かと準備や片付けも必要なので、面倒というのが大きいようです。

必要なものを用意しようと思うと、もうそれだけで意気消沈…という方も多いでしょう。

しかし、海には海だけの心のすくような魅力があります。

海の生き物に出会えることもあります。
水遊びは、とても体力を使うので、子どもはよく寝てくれるでしょう。

その中で、私が一番、強調したいのは、砂遊びです。

砂遊びは、多いに心を癒してくれます。
サンドセラピーといってもいいのではないかと思います。

低学年の子だけではありません。
上級生も夢中で遊び、心を癒しています。

砂遊びなら、少々、波があっても、あるいは気温が低くてもできます。

水に入るよりも事故のリスクも少ない砂遊びだけでも、この夏、やってみませんか?






2015年

8月

08日

少し、条件を緩めてみませんか?

このブログで、繰り返し書いてきましたが、何より、お母さんは一番、

大変です。


「子育てなんて、オトコの仕事に比べれば楽チン!」


などと言う人は私の周りにいませんが、ある年代より上の男性の中には、

そう言って憚らない方もいるようです。


お母さん方の話を聞いていて、一番多いと感じるのは、


「子どもが思い通りに育たない、動かない」


という不満です。


つまり、子どもの言動は、すべてにおいて、いちいち、お母さんの予定を

崩すものだということなのではないかと思います。


学校から帰ったら、おやつ食べて、15分で宿題済ませて、それからプールに送って、

プールの間に買い物を済ませて、家に帰ったら、夕食を作っている間に、

ビデオでも見せておいて、そのあとは、家で用意した問題集をやらせて、

30分ですべて終えて、風呂に入って、8時には布団に入る!


そう、うまくいくわけはないのです。

でも、そうやってほしい…


おやつを食べさせようと思っていたのに、なぜか今日に限って、

「そんなのイヤ!」という。もう、この時点でイライラが始まります。


そうなると、宿題が15分なんかでは終わりません。

さらにイライラが募ったところで、プールに行かないといけない時間です。


買い物をしようと思っていたのに、プールで話しかけられ、あっという間に

1時間。


もう、あとは書くまでもないでしょう。


もしかしたら、もう少し予定を緩やかにした方がいいのかもしれません。

子どもは、大人の都合で何かを動かそうとしていることには、とても

敏感です。


大人の都合で子どもを動かすことは当然のことなのですが、少し、

条件を緩めるだけで、子どもは、それに合わせることができるようになります。

少し、見直してみてはいかがでしょうか?



2015年

8月

09日

読書好きの子を育てるヒント

読書好きの子を育てるヒント


私が教室で、よくお母さん方に聞かれることに、


「どうすれば、子どもを読書好きにさせられますか?」


というものがあります。


私の考えでは、まず、身近な大人の誰かが、読書好きであるかどうかが、

とても重要です。


一人でもいいのです。

心から本を楽しんでいる大人が身近にいる子は、それを見ています。


心から本が好きな人は、読書の魅力を語ることはあっても、

ごもっともなお説教をしません。


本を読めば、勉強ができるのよ、とか、友達と話が合うわよ、


というようなお説教をいくら重ねても、子どもにはホンネが見えています。


お母さんご自身でなくてもいいのです。

お父さんでも、おじいちゃんでも、おばあちゃんでもいいのです。


きっと、誰か一人ぐらいはいるのではないでしょうか。


次に、具体的には、図書館に足しげく通うことが大切です。

ただ、足を運びましょう。

最近は、カフェがある図書館もありますから、ランチとしてでもいいのです。


自宅では、どうしても刺激の強いゲームやテレビに気持ちが流れるものです。

「場」を変えることは、とても効果があります。


軽い気持ちで、図書館を利用されることをお勧めします。


2015年

8月

10日

今のままが一番いい

子どもは大人のホンネが見えている。


私は教室で子どもたちと関わっていて、いつもそう思います。

だから、取り繕ったって、仕方ないのです。

開き直るのではなく、今のままが一番いい、と心から思うことはとても大切だと思います。

 

私たち教師たちなどとは比較もできないほど、一番、身近な大人であるお母さん。

そんなお母さんが、自分を取り繕えば、子どもはそれも学んでしまうでしょう。

癖になるわけです。

 

今のままが一番いい。


そう、心底思えるようになることが、とても重要だと感じます。


とは言うものの…

心の底から、そう思えるようになるのは、なかなか難しいことでしょう。

特に「謙遜」という美徳を重視する日本人にとっては、とてもハードルが高いことだと思います。


そういう迷いや中途さも含めて、そのままでいいのではないでしょうか。

何より、何も隠さず、ホンネでいることは、一番、子どもの安心につながると思います。

 

 私も繕わず、落ち着いて、自分のホンネを認めていこうと思っています。

2015年

8月

11日

「人は人中、地は地中」って、知っていますか?

人は人中、地は地中。

(ひとは、ひとなか じは、じなか)


人は、人の中でもまれて過ごした方が魅力的になれるし、

土地も、周りも含めて良くなっていくものだ、ということです。


皆さんは、この言葉を聞いたことがありますか?

私は、子どもの頃、よく祖母から聞かされていました。

ネット検索で見たところでは、どうも四国の方のことわざなのかもしれない、と思いました。


いろいろ調べてみますと、


「人は人中、田は田中」

(ひとは、ひとなか たは、たなか)

※「ひとはひと なかたは、たなか」ではありません!


や、


「人は人中、木は木中」

(ひとは、ひとなか きは、きなか)


というのもあり、同じような意味のようです。


いずれにせよ、一人の世界に孤立しているのではなく、人の中に入っていって、

いろいろな経験をすることが、魅力的になるために、とても大切だ、

ということです。


もちろん、人中でもまれている時は、とても嫌な気持ちのするものです。

ですから、周りの大人としては、参っている子どもを励ますことを大切にしたいな、

と感じます。


ああしなさい、こうしなさい。


という具体的提案がいい場合もありますが、悩みそのものを肯定するような

励ましを大切にしたいと思います。 

 

2015年

8月

12日

「先生!今日、初めて笑ったね」

「先生!今日、初めて笑ったね」


数年前、ある子どもに言われた言葉です。


私は数十人の子どもを教室で預かっています。

その集団を安全に見守ることは、時として、きれいごとではすみません。


そんな時、私の顔色は、自然と硬いものになっています。

それになかなか気づけないのです。

私と一緒に過ごしている子ども達も、硬い表情になっていたと思います。


でも、私が笑ったことで、その子にとって、ホッとできたのでしょう。

それが、冒頭の言葉になったんだと、私は感じました。


私でさえ、そうなのですから、お母さんの表情が子どもに与える影響は、

計り知れないと思います。


お母さんは大変です。

そう、いつもいつも、笑っていられる余裕なんてないのが普通です。


でも、意識して、少しでも笑うようにすることは、健康を維持するのにも、

とても有効だという話もあるそうです。


ぜひ、ご一緒に笑っていきましょう。


2015年

8月

13日

意外と知らない 楽チンなオススメスポット

お母さん、夏休みもあと、半月。

お疲れが溜まっていませんか?


以前の話ですが、9月の新学期早々に、とあるお母さんとお会いした時、


「先生。やっと、学校が始まってくれました」


と真顔で言われたことがあります。

お子さんと過ごす時間の充実感は、他に変えられないものがあるとは思いますが、

一方で、


「も〜勘弁して〜」


という気持ちが同時にあるのも、また大切なことなのだろうと思います。


ずっと家にいても、そうそう、楽しいことがある訳でもないでしょうし、

かといって、出かけたら、お金もかかるし、お子さんが好きなようなところは、

何より、


「正直言って、自分が楽しくない!」


というのもあるでしょう。


そんな場合は、東京の話になってしまいますが、科学技術館に行ってみる、

ということをご提案します。


科学技術館は、地下鉄東西線の竹橋駅からほど近く、まさに都心にありますから、

都内・都下・東京近郊からのアクセスも良好です。


科学技術館

http://www.jsf.or.jp


子どもが実際に体験したり、実験したりできるものばかりなので、飽きずに、楽しめます。


そして、それらのコーナーの近くに豊富にベンチがあるため、

お母さんが待っているのも楽で、安心です。


実際、私が行った時には、ベンチはお母さん方のおしゃべりの場、

コーナーは子ども達がワイワイする場、という感じになっていました。


もちろん、レストランもありますし、入場料は、大人が720円・子どもが260円と割安です。


建物は、少々古さも感じますが、子どもは興味に応じて、いろいろな経験ができます。

窓からは皇居も見える豊かな環境。

お母さんも一緒に体験するもよし、ベンチに座って、久し振りにゆっくり読書するもよし、

帰りには、デパートにお子さんを付き合わせるもよし。


ぜひ、ネタに困った時は、科学技術館に行ってみてください。

オススメです。


2015年

8月

14日

「積み木くずし」で泣く人・笑う人

積み木くずし と 積み木かさね

 

積み木はどんなに作っても、壊さなくてはなりません。

いずれ壊すとわかっていながら、やる。

というよりも、子どもにとっては、くずことも楽しいのです。

ですから、積み木をくずされ、泣く子と笑う子がいます。


今日の記事で取り上げる「積み木くずし」は、かつて有名になった小説やドラマなどの話とは違います。

私が子どもの積み木遊びを見ていて、感じたことを書きます。


おわかりの通り、子どもは成長すればするほど、出来上がる積み木の作品は立派になります。

初めは、1こか2こ積むだけから始まり、幼稚園、年中ともなれば、もう立派なものを作れるようになります。


これが小学生ともなり、何人かで作れば、大作が完成するでしょう。


でも、いずれにせよ、毎度、毎度、壊さなくてはいけません。

逆に言うと、その都度、壊すから、


「またやろう!」


と思えるのです。

 

これは人間性の成長も同じなのではないかと思います。

 

・経験を積んで、何かができるようになる。

・新しい心の枠組みができる。


と、思ったら、その安定を壊すような出来事…

それは、友達とのけんかであったり、知らない大人との遭遇であったり、

お母さんの豹変かもしれません。


いずれにせよ、できたと思っていた心の枠組みは、一度壊されることになります。


その上で、また次第に、心の枠組みが安定してきます。


もちろん、再び、それが壊され、新しく造られる、という繰り返しです。


がんばって、がんばって、積み重ねる。

けど、それが崩される。


それは、その時は嫌な気持ちです。

辛い、不安…

そんな気持ちです。

 

でも、そのおかげで、脱皮して大きくなれる。

そういう前提で、子どもの生活を見ていることは、 子どもが「積み木くずし」に遭遇した時に、再び、「積み木かさね」に向かうための安心材料になるのだと思います。 

 

2015年

8月

15日

駅で怒鳴っているお母さんを徹底分析!

お母さん!
本当は、何に怒っているのですか?

夏休み真っ盛り、しかもお盆で、駅は親子連れでいっぱいです。

先日は、学校の子ども達を連れて、葛西臨海公園まで行ったのですが、途中乗り換えの東京駅では、お母さん方の不機嫌そうな顔、「なんで〜なの!」という声とたくさん出くわしました。

大きな荷物を抱え、ギリギリの列車を目掛けて急いでいる中、トイレ〜とか、あれ欲しい〜とか、騒ぐ子ども…

それは、イライラするに決まっています。
イライラするのが当たり前です。

人は、そんなにイライラするなら、荷物を先に宅配便で送っておけばとか、トイレには先に行かせておかないからよとか、ごもっともなことを言うかもしれません。

そんなことは、百も承知ですよね。
でも、そんなに簡単じゃない。

当日まで手元に置いておかなくてはならない荷物もあるし、トイレだって、行かそうとしたけど、行かない!行かない!と子どもが騒いだりしたかもしれませんね。

子どもは、いつもと違うことに、とても敏感です。
私は旅行が好きですし、地理は得意な方なので、さほど緊張もしませんが、旅に出る前のお母さんには、いろいろな緊張感が高まっています。

ぜひ、新幹線に乗って、お子さんが寝るか、何かに夢中になったら、自問して欲しいのですが、

本当は何に緊張しているのでしょうか?

あるいは、

何に怒っているのでしょうか?

私は教室で、様々な怒りと直面しています。
その経験で思うことは、まず心に浮かぶ怒りは、本当に嫌なことへの怒りではない、ということです。

子ども達は、多分、大人も、心の中のちょっと深いところに、何かについての怒りをためています。

それが、何かの出来事で表面化するのですが、その怒りの原動力は、本当は、もともとあった怒りの方です。

ですから、そちらを解決しないと、腹をたてるキッカケを探し続けることになってしまいます。

とはいえ、本当に嫌なことへの怒りは、おそらく、そんなに簡単に解決できないようなものなのです。

例えば、お盆の帰省で、やけに腹が立つのは、嫁姑問題があるかもしれません。

いえ、もっと根深い課題として、ご自身のお母さんへの葛藤があるかもしれません。

このようなものは、ちょっとしたことでは解決できないですよね。

ただ、このような心のメカニズムに気づいておくと、そんなにイライラしないで済むことが増えると思います。

怒鳴り散らしている人を見て、あ〜と自分で冷静になれることも増えるでしょう。

まぁ、そうは言っても、子連れの旅は、大変です。
どんどんイライラしていいのかもしれません。

私も、学校で臨海学校やら、ちょっとしたお出かけやらで、子どもを連れて行きますが、

「え?なんで今、そんなこと?」

というようなことを子どもはするんです。

そう考えると、大怪我せずに目的地に着けば、もうOKぐらいに思っておいた方が気がラクなのではないでしょうか。


2015年

8月

16日

刑事さんになっているお母さん、いませんか?

お母さん、刑事さんになっていませんか?

気にかけて欲しいのは、事実よりも気持ちなんです。


泣きはらした様子で帰宅したお子さん。

心配になったり、悲しくなったりするのは当たり前ですね。

そんな時、ついつい、何があったかを問い詰めてはいませんか?


何があったか、気になるのは当然ですが、それを尋問していっても、逆効果ということが多いのです。

なぜなら、


・特に、男の子に多いのですが、そもそも、何があったか、きちんと把握できていない。

・さらに、これも男の子に多いのですが、うまく言葉にできない。

・1度、嫌な思いをしているのに、また言葉にすることで、追体験するのは、もう嫌。


というような理由があるからです。


お母さんは、心配ですから、何があったか、知りたくて知りたくて、たまりません。

すると、うまく言えない、あるいは、言わないお子さんに、腹が立ってきます。


こうなると、子どもにとっては、お母さんまでが、嫌なところをついてくる存在になってしまいます。


ですから、何かあった時は、お母さんが刑事さんになって、事実確認に追われないようにすることが大切です。


もちろん、事実関係も重要なのですが、先に、お子さんの気持ちを十分に受け止める必要があります。


〜本当に、嫌な気持ちだったんだね〜

〜それは、悔しかったね〜


などと、気持ちを言葉にしてあげることもいい方法です。

気持ちの受け止めに時間をかければ、事実関係を把握するのも楽になります。


ぜひ、参考にしてみてください。

2015年

8月

17日

子どもが嫌がること…「決めつけないで!」

裁判官になっているお母さん、いませんか?


昨日の記事、「刑事さんになっているお母さん、いませんか?」の続きです。


昨日は、刑事さんのようになって、事実確認に夢中になると、

子どもが、かえって本当のことを言えなくなりますよ、

まず、気にかけてほしいのは、気持ちですよ、

というお話でした。


今日は、「裁判官」です。


「裁いてはいけません」という有名な聖書の一節があります。


聖書で言わんとすることは、その背景に神があり、即物的な、

あるいは、現実的なこととは違う教えがあるのかもしれません。


しかし、今日は、もう少し、軽い意味で考えてみたいと思います。


裁くことを、より軽くとらえて、判断する、と考えると、

私たちは、常に、いろいろな判断をしています。

それは当り前のことです。

そうしなければ、生きていけません。


一方で、私が子どもの声を聞いていて、よく話になるのが、


「決めつけられるのが嫌」


ということです。


何か、ケンカが起きた時、「どうせ、お前がやったんだろ!」


とか、


テストで点が悪かった時、「どうせ、また勉強してこなかったでしょ!」


などのように、


「決めつけられる」


ことが、とても嫌だ、という声をたくさん耳にします。

私も、気をつけないと、そういう「決めつけ」を自然としてしまいます。


この話は、繰り返し、このブログでも訴えていることで、


「嫌味だけは、捨てる」


ということにも通じることです。


子ども自身、もちろん、大人だって、ほとんどの場合、自分の足りないところは、

よくわかっているのです。


だからこそ、


「ダメ」


という短い否定の言葉に、あれこれ強調するものがくっつくと、素直になれないのです。

何も、傷に塩を塗る必要はないのです。


もし、やるなら、


「これは、子どもの間違いを正すためではなく、自分の気持ちを鎮めるためなんだ」


と思って、嫌みなり、決めつけなりをした方が、よほど建設的です。


親も子も人間です。

感情的になるのが当たり前。


だから、言わなくてもいい一言(で済まないこともあるでしょうが…)を

かぶせてしまうことだってあります。


ですが、できるなら、刑事さんにも、裁判官にもならず、

起きた出来事を、そのまま受け止めたいものです。


2015年

8月

18日

体を動かすから元気になるのです。元気だから体を動かすのではありません。

体を動かすから、元気になる。

元気だから、体を動かすのではない。


私の勤める、むさしの学園小学校は、すべての授業の後、10分間の休み時間があります。

それは、授業によく集中するためには、きちんと気持ちに区切りをつけないといけないと考えているからです。


たった10分?


そう、思われるかもしれません。

でも、その10分が、意外なことに重要で、しかも効果があるのです。


しかし、これが5分では、そうもいきません。

片付けて、次の用意をし、靴を履いて外に出る。

ちょっとゆっくりやったら、もう休み時間が終わってしまいます。


授業時間を十分に取り、さらに体を動かす時間も取るためには、10分の休み時間がちょうどよかったのです。


さて、そうはいっても、なんとなく、元気に遊びたくなんてない時もあるに決まっています。

そんな時こそ、せめて、外に出ることが大事です。


気持ちがノッているから、外で遊ぶのではないのです。

外に出て、何となく過ごしているから、元気になってくるのです。


もちろん、気持ちの沈んでいる時は、私たち教師が関わりを持つ必要があることもあります。

そういう外での時間があるから、気持ちを切り替えられます。


これはご家庭でも同じです。


煮詰まったな…


そう思われる時があったら、ぜひ10分でも、外に出てみてください。

本当は体を動かした方がいいけれど、外にでるだけでも、意味があります。

ぜひ、試してみてください。

2015年

8月

18日

気持ちいいが大事

今日の研修で、いただいたカード。

いろいろなメッセージがある中で、私の手許にやってきたからには、きっと意味があるのでしょう!

「気持ちいいが大事」

全く、同感。
一方で、ホンネで気持ちいいことって、結構、罪悪感というか、いいのかな…というような気持ちとセットなような気がします。

とはいっても、どうせ本当は、気持ちいいことにしか、気持ちも体も向かわないんだから、自分を受け入れるチャンスなのかもしれません。

2015年

8月

19日

お母さん!北風でも、太陽でも、私はどっちでもいいと思うんです。

あなたは北風?

それとも太陽?

 

どっちの方がいいのでしょうか?

 

私の答えは…

 

「どっちも同じ」


私自身、北風のように、怒る、怒鳴る、というやり方で、子どもと関わっていたこともあります。

もちろん、今だって、怒ったり、怒鳴ったりすることもありますが、

今は、太陽のように振舞おうと意識しています。


その経験で感じていること。

それは、北風の時も、太陽の時も、同じだったな、ということなのです。


というのは、子どもが動くのは、相手が北風か太陽か、ということよりも、

その人は本気で、本心から言っているかどうか、ブレていないかどうか、

ということによってだからだと思うからです。


「こう言っておかないとな…」


とか、


「こんな風に振舞っておかないとな…」


というような見せかけの言葉や態度は、北風だろうが、太陽だろうが、

子どもは見抜いて、サラリと流してしまいます。


ですから、私にとっては、北風がいいか、太陽がいいか、ということは重要ではなく、

あなたはどこまで真剣で、ブレていないか、ということが最も重要です。


ということで、北風でも、太陽でも、「どっちも同じ」だと、私は思います。

 

この「北風がいいか、太陽がいいか」という話は、よくある話題です。

一般的には、北風のような圧力でプレッシャーをかけるより、

暖かく、包み込んだ方が人には響く、ということから、

 

「お母さん、北風をやめて、太陽にしませんか?」

 

という導きになることが多いですね。

 

以前、かさこさんが、

「北風と太陽」は太陽がエライんじゃなくセットで必要なんだよって話からわかる交渉術あるいはこそ手論

という記事を書かれています。

 

かさこさんの記事を目にした時、この記事を書こう!と思ったのですが、

少々、時間がかかってしまいました。 

 

2015年

8月

20日

ホンモノは言葉の数十倍、数百倍、説得力がある

ホンモノは言葉の数十倍、数百倍、説得力がある

 

今日は、東京は吉祥寺にある、井の頭公園で学んだことから、ホンモノ・実体験の力をご紹介します。

 

「外来生物は、固有の生態系を著しく破壊してしまう可能性があるので、持ち込んではいけません」

 

当たり前のことです。

いろいろなメディアで紹介されています。

図鑑などにも載っていますから、知識としては、子ども達だって、わかっている子も多いでしょう。

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2015年

8月

21日

お母さん!お子さんの今に、何パーセント満足ですか?

お母さん!お子さんの今に、何パーセント満足ですか?


100%!


80%!


50%?


30%!?


まさか…


いかがでしょうか?

直感で何パーセントでしたか?


こういうことは、直感で答えないと、あれこれ考えてはホンネに気付けません。

ぱっと、頭に浮かんだ数字を意識してみて下さい。


さて、では、100%だった方はいいのですが、99パーセント以下だった方は、

何があれば、100%になるのでしょうか?


勉強?


友達との関係?


お手伝い?


今夜でも、静かになった場所で、ちょっとメモをされてみてはどうでしょうか?


まず、自分が何に不満を持っていて、どうしてほしいのか、というホンネに

自分で気づくことは、気持ちを軽くするコツです。


それがわかれば、あれこれ要求してもイライラが!

ということは、ずいぶん減るでしょう。


しかし…

おそらく、それでも、しばらくすると、イライラしてくるのではないかと思います。


この記事を思い出して、またホンネを書きだしてみて下さったとしても、

きっと、イライラするでしょう。


それは、母子関係は、他の人間関係とは比べ物にならないほどの濃さゆえ、

仕方ないことだ、とイライラごとまとめて「オッケー」する必要があるかもしれません。


私は教室で、いろいろなお母さんの声、不満、イライラをうかがっています。

すると、意外なことに、


「自分だけが…」


「ウチだけが…」


「わが子だけが…」


と感じていらっしゃる方が多いのです。


頭では、


「隣の芝生は青いんですよね」


とわかっていても、毎日のこととなると、イライラしてしまうのも仕方のないことです。


今日の「何パーセント?」というヒントが、一瞬でも、気持ちをすっきりさせることにつながったら、光栄です。

2015年

8月

22日

「え?今、それやるか?」とお子さんに思ったことのあるお母さんへ

「え?今、それやるか?」とお子さんに思ったことのあるお母さん。

そんな時こそ、いったん、口を閉じて、目も閉じて、グッと止まってみてほしいのです。

いろいろなことで大忙しのお母さん。
体調がすぐれないことだってあると思います。

以前、頭痛持ちのお母さんとお話をしていて、

「頭が痛い時に限って、なんかやらかすんですよ〜」

という話題になりました。

私のような、学校でお子さんをお預かりしているだけでも、

「なんで、今?」

と言いたくなることが、たくさんあります。

介護があったり、兄弟や姉妹のいるご家庭もあるでしょう。

そんな時は、子どもに正論を投げかけても、もちろん、怒鳴っても、あまり効果はないようです。

むしろ、火がついてしまうことが多いような気がします。

そういう時は、まず口を閉じて、可能なら目も閉じて、グッと止まることも一つのヒントです。

焦って何かをするぐらいなら、ちょっと待ってみると、意外なことに、子どもの方も、口や体が止まることが多いのです。

ぜひ心に留めておいてくださいね。














2015年

8月

23日

子は親の背中を見て育つ、とは言うけれど…

子は親の背中を見て育つ、と言います。
とても重要なことだと思います。

しかし、このことは、気にした方がいい人は気にせず、気にしなくてもいい人は、気にしすぎて、責任を強く感じ過ぎてしまうような気がします。

自分の一挙手一投足が、そのまま子どもに影響を与える…

そう考えると、

あ…食後に、ゴロ寝しちゃった…

あ…舌打ちしちゃった…

と、子どもにマネさせたくない振る舞いが、少しでもあると、自分にイライラしてしまうこともあるそうです。

確かに、子どもは大人の振る舞いや言葉に大いに影響を受けるのですが、一方で、かなり自分の判断もできるものです。

小学二年生ともなると、お父さんやお母さんの、ウッカリしたクセを面白おかしく、友達と話しているものです。

どんな紳士淑女にも、そんなクセがあるから魅力的なのだと私は思います。

教室で、子ども同士の言い合いがあった時、私の言い方で、友達に文句を言っていることがあります。

一方で、ショゲている子に、私が言ったような言葉で、慰めているのを見ることもあります。

いいところだけマネしてほしい…

そう都合良くはいかないようです。
が、思っているよりも、子どもには判断力があるのではないかな、と思います。


2015年

8月

24日

伊勢湾フェリーで気づいたイライラの対処法

イライラと乗り物酔いは同じ?

イライラしないコツは、

・悩みそうなことを見ないこと

または、

・自分のイライラのクセを受け入れること

これは、今日、乗った伊勢湾フェリーで感じたことです。

今日は台風の接近の影響なのか、あるいは、いつものことなのか、愛知県の伊良湖岬から三重県の鳥羽まで運行されている伊勢湾フェリーは、私にとっては、結構、揺れました。

おかげで、少し酔ってしまったのですが、その時、イライラと乗り物酔いは似ているなぁ、思ってしまいました。

乗り物酔いは、自分の感覚と目から入ってくる情報のズレが原因で起こります。

イライラは、自分の期待とのズレで起こります。

いずれにせよ、「ズレ」が原因です。

そして、その対処法です。

一番、手っ取り早く、誰にでもオススメなのは、

「寝ること」

目からの情報をシャットアウトしてしまえば、ズレが起こりません。

寝て、意識をリセットすれば、イライラも、かなり収まるでしょう。

イライラの元を見ないようにすることは、とりあえず、イライラを鎮める意味ある方法だと私は思います。

とはいえ…
見ないように、見ないように、だけでは、イライラは、かえって募るでしょう。

そこで、もう一つの方法は、逆に、「正面からズレを見ること」です。

乗り物酔いから説明します。
私は子どもの頃から、とても乗り物酔いをしやすかったのですが、車の免許を取ってからは、ずいぶん、酔わなくなりました。

自分の意志で車をコントロールするようになってからは、次の車の動きと自分の体の動きがリンクしているため、「ズレ」を意識せずに済む訳です。

この経験は、共感して下さる方も多いのではないでしょうか。

この理屈をイライラに当てはめてみます。
人にはそれぞれ、イライラしやすいポイント、クセがあります。

10年、20年、30年…

生きてくるうちに、いろいろな経験をします。
子どもの頃は、とてもイヤだったことが、今では、全然、気にならなかったりするなど、心の幅が広がります。

どんな時に自分がイライラするのか、真正面から向き合う心の強さも増してくるでしょう。

そうすると、

「あ〜このパターンは、イライラするよな〜」

と予想できるようにもなります。
あるいは、

「やっぱり、イライラしたか」

と確認もできます。

私の今日は、行きのフェリーは、目を閉じて、寝てしまいました。

帰りは、特別室料金を奮発して、わずか330円ですが…船の真正面から船の動きを見ていました。

帰りの方が、うねりがあり、揺れましたし、波を少しかぶりもしましたが、あまり酔わずにすみました。

しかも、突然、船の右側に、野生のイルカの群れを発見。

その場にいた人たちと、楽しい時間を過ごすことができました。

自分のイライラと真正面から向き合うのは、波をかぶることもありますが、思わぬプレゼントをもらえることもあるかもしれません。


2015年

8月

25日

フランスの子どもは夜泣きをしないんですって! ちょっと気が楽になれるかもしれませんよ。

今日は、この夏休みに私が読んだ本から、新しい見方を手に入れられる子育てのヒントをご紹介します。

 

本を読むのは楽しいけれど、読んで終わり…

そんな経験はありませんか?


いえいえ、実際のところ、手に入れただけで満足してしまうことも多々あります。

そんな私が、ずっと気になっていた本です。

この夏休みに読むことにし、今日までの伊良湖の旅で読んできました。


その本は、


「フランスの子どもは夜泣きをしない」

パメラ・ドラッカーマン著 鹿田昌美訳

集英社


です。


「フランス人の自己主張の強さは、子育てのヒントになる」と私は思いました。


周りの目をとても気にすることの多い日本人にとって、

人からの承認は、安心材料であると同時に、

承認を得られないかもしれないということが、プレッシャーとなり、

ストレスの大きな原因になっていると思うのです。


だからこそ、フランス人の「我の強さ」(!?)は、心のバランスを取る効果があり、


「あ〜こんなんでも、いいんだ…」


と気が楽になれるのではないかと思います。


相当にザックリ、内容をいいますと…


アメリカ人著者がフランス駐在時代、フランス人の「大人中心主義」に感銘を受け、

行儀の良いフランス人の子どもの秘訣を理解した


ということです。


日本人からすると、アメリカ人だって、十分に自己主張が強いと思いがちですが、

そんなアメリカ人をして、フランス人の「自分の都合中心ぶり:に感銘を受けた、

というのですから、説得力があるなあ、と私は思いました。


私は、「マザーファースト」ということを活動の理念にしています。

「自己中心ぶり」という表現は、お母さんがたにとって受け入れづらいかもしれませんが、

お母さんが満足し、安定していれば、子どもはかえって、安心できるという

私の考えに通じるところがあり、勇気付けられたような気がしました。


このように、フランス人の子育てについての考え方は、日本人のヒントになるのではないでしょうか。


周りの目を気にするようにしつけられている日本人にとって、時には腹立たしく思えるフランス人のあり方は、バランスを取る効果があり、気が楽になることもあると思います。


私は、以前、パリから帰国した子を担任したことがあります。

その頃、世間では、「KY」(空気、読めない)という言葉が流行っていたのですが、

記憶にある方もいらっしゃるでしょう。

この「KY」について、その子のお母さんとお話をした時、お母さんはこうおっしゃいました。


「フランスでは、こういう言葉はあり得ませんね。だって、そんなコソコソした言い方をしないで、

あなたは、こういうところが迷惑だから、こうしなさいよ、と主張のぶつけ合いになりますから。

だから、私にとっては、コソコソした日本より、かえってパリの方が気が楽でしたよ」


この経験は私の心に残っていました。

日本人といったって、いろいろです。

視点を変えるだけで、気が楽になれることもあるんだな、と思います。


よろしかったら、ぜひ、


「フランスの子どもは夜泣きをしない」


も手にとっていただきたいと思いますが、勢いにのせてアマゾンでポチっと

やってしまうと、また積み上げた本が増え、自己嫌悪になってしまっても困りますので、

今日のところは、


・「私が先よ」とお子さんより先に、選ぶ


ということを一回でもされてはどうでしょうか?


たかがそれぐらいですが、


「そんなこと…私にはかわいそうでできません…」


という方にとっては、今までの価値観を崩す、大きな一歩になるのではないでしょうか。


2015年

8月

26日

話を聞いてないでしょ!とお子さんに言ったことのあるお母さんへ

話を聞いてないでしょ!と、お子さんに言ったことのあるお母さん!


次は、


「話を聞いてないように見えるよ!」

という言い方にしてみませんか?

人の話をしっかり、聞いてほしい。
親御さんなら、誰でもお子さんに、そう思うと思います。

しかし…

聞いてない!

聞いてる、聞いてる、と口では言うのに、

・同じ質問を何度もする。

・同じ間違いを繰り返す。

あ〜イライラする!

私自身も教室で、経験したことのある話です。

そんな時、

「ほら、聞いてないでしょ!」

と言ったところで、

「聞いてたもん」

とか、

「言い方が悪いんだよ」

という話になりがちです。

まあ、確かに、私の説明は、子どもの「耳」には、入っているのです。
それが、しっかり頭の中まで入っていない、意識されていないということなのです。

ですから、私は、

「それだと、話を聞いていないように、人からは見えるよ」

という言い方をすることがあります。

常に同じ言い方では、刺激もなく、

「ハイハイ〜いつもの話ね〜」

ともなるでしょう。

あなたは、そういうつもりではなくても、人はそう見ないよ、

という別の視点も提供してみてください。
それも1つの方法になるのではないかと思います。

2015年

8月

27日

子どもにかけてほしい言葉

私が祖母から言われて、一番、ありがたかった言葉、それは…

「お前は運がいい」

これには、おそらく何の根拠もないのです。
けど、小さい頃から、そう言われていると、そんなもんだと思ってしまうものです。

日本人の美徳…
謙遜・マジメを常に頭に置いておくと、

「お前は、何々が足りない。だから、あれやこれやを一生懸命やらなきゃいけない」

と、いつも言われることになります。
すると、いつも自分は足りないということが前提です。

自分は運がいいんだ、と思い込んでいることと、
自分はいつも足りないんだ、と思い込んでいることの差は、おそらく、とてつもなく大きかったと思います。

まぁ、私の場合、
「お前は、何々が足りない…」
ということも言われていたので、足りない前提も、大いにあるのが現実です。

それでも、意味もなく、運がいいよ、と言われていたことは、私の大きな財産になっていると思います。

ふと、この記事を思い出したら、

「あなたは運がいいよ」

とお子さんに声をかけてみてください。






2015年

8月

28日

やめてほしいことを相手に伝えるヒント、何だと思いますか?

子どもにやめてほしいことを伝えるヒント

それは、なるべく言葉を減らすこと。

大人が、たくさん言葉を発すれば、子どもも、たくさん言葉を発するものです。

「今は注意してるんだから、黙って聞きなさい!」

と言って、長々と言葉をかぶせていたら、子どもは聞いたフリの天才になっていくでしょう。

すると、自分の言葉をスルーされていることで、余計に腹がたつため、またお説教が長かったり、攻撃的な言い方になったりしてしまいます。

ですから、子どもに何かを伝えるとき、特にやめさせたいときは、言葉をグッと減らすほうがいいのです。

手でバツ印を作って、見せるという方法もいいでしょう。

ダメ!

いけない!

という言葉がいけないのではなく、しつこいのがいけないのではないでしょうか。

まして、自分はどっかり座っていて、動かずに言葉を強くして、相手を動かそうというのは、まずムリです。

自分が席を立って、相手に近づき、黙って、肩に手を置いて待つという、時間とエネルギーを使わなければ、子どもは、なかなか納得できないでしょう。

どんなに正論でも、口だけ、言葉だらけでは、

「大人の都合で言ってるんでしょ」

という達観の世界に子どもを導きます。

「わかっています!でも、できない!口数を一回減らすことはできても、そこで我慢した分が、次の時に倍になって出てきます…」

そういう方は、自分のストレスや不満を受け入れて、別の方法で解消するのがオススメです。

美味しいものでも食べるか、エステや美容院やマッサージで癒されるか、買い物でもするか、子ども以外の方法で解消する必要があります。

それは、口数を減らせたご褒美です。
子どもが学校で勉強している時に、ご主人が忙しくしている時に、世の中が忙しい時に、何の遠慮もなく、発散していいんです。

ぜひ、試してみてくださいね。





2015年

8月

29日

お子さんをどれぐらい手助けすればいいと思いますか?

お子さんをどれぐらい手助けすればいいと思いますか?


だいたい、思っている4倍ぐらいです!

よ、よんばい!?

そうです。
4倍です。

例えば、書き順をよく間違えてしまう漢字があったとします。

一回、お母さんがお手本を書いてあげました。

さぁ、あとは自分でやれるわね。

そうはいきません。

一回、お手本を書いて、

次に、もう一回、お手本を書いて、お子さんになぞらせて、

さらにもう一回、お手本を書いて、お子さんになぞらせて、

最後は、子どもが自分で書くのを黙って見る

というぐらいです。

そんなに手を出したら、甘やかしになりませんか?

まぁ、そうかもしれません。

でも、意識してほしいのは、お手本を何回も書いてあげるのは、書き順を正しく身につけるためだということです。

得意な字なら、そんなにお母さんが手出ししなくても、子どもの方から、

「もうできるよ、大丈夫。」

と言ってきます。

何かの原因で、その字、あるいは漢字学習そのものに課題や不安がある訳ですから、手出ししすぎて、困ることはないのです。

何より、子ども自身が安心できたら、自然と、

「自分でやる」

と言い出します。

あ〜これならできる!

と子どもが思えれば、自然と一人でやりたくなるのです。

つまり、意識してほしいのは、困っていること、課題になっていること、そのものです。具体です。

それをできるようにしたり、よくしたりするためには、思っている以上に、手助けが必要なこともある、ということです。

おそらく、トコトン付き合うぞ〜というお母さんの決意や覚悟を子どもが感じたら、4倍どころか、2倍か、場合によっては、半分で、できるようになるかもしれません。

手間はかかる気がするかもしれませんが、結局は、子どもに力をつけ、自信が持てる方法だと思います。



2015年

8月

30日

私が夏休みにもらった最高のプレゼントとは…

え?

あなた、あんなに青木先生のこと嫌いだったのに、こんなに話してたの!?

とある卒業生のお母さんが、言った言葉だそうです。
実は、これが私にとって、夏休みにもらった最高のプレゼントになりました。

なぜか、この夏休みは、卒業生や卒業生のお母さんとよくお会いしました。
中央線の車内で連日、日によっては、行きと帰り両方で、ということも…

そんなある日、卒業生と会い、ずいぶん長く話して別れたことがありました。

その後、またしても会った彼女から、自分のお母さんが、

「え?あなた、あんなに先生のこと嫌いだったのに、こんなに話してたの?」

とおっしゃっていたという話を聞きました。

悲しい話…
ではありますが、それを私に話している彼女の様子は、ちょっと楽しそうで、
思わず、笑ってしまいました。

教師という仕事は、ごまかしのきかない仕事です。
(もちろん、どんな仕事でもそうですが)

自分自身の状態が、如実に子どもに伝わります。
明確に言葉にはできないとしても、教師のホンネや人柄は、
どんな小さな子にでも、いや、小さいからこそ、伝わっています。

当時の私は、彼女の気持ちに応えることができなかったのです。
優等生で、「彼女なら安心」と私は思っていました。
が、彼女の受け止めてほしい気持ちに目を向けられなかったわけです。

ひとしきり話した後、私は、

「ごめんね」

と言いました。

大人が、子どもの受け止めてほしい気持ちや出来事をありのままに受け止められないことは、
おそらく、たくさんあると思います。

ましてや、お母さんがお子さんに対して持つ気持ちは、単純なものではありません。
わかっていても、認められないということがあるのも当然です。

お互いに気持ちのズレに気づいていながらも、素直になれずに、時間が経つ、
そして諦めて…でも、諦めきれなくて…

ということもあるような気がします。

「孝行のしたい時分に親はなし」

といいますが、もしかしたら、素直なホンネの交換が、一番の孝行なのかもしれないな、と思います。

とはいえ、このテーマは、とても重いものです。
軽い気持ちで、親にホンネを言いましょう〜と言える状況ではない方もいらっしゃいます。

私は、偶然にも、卒業生とフランクに話し合う機会を与えられました。
彼女は、私の「ごめんね」をどう受け止めたでしょうか…
少なくとも、私は会話の後、気持ちがかみ合ったような気がして、
なんとも言えない温かい気持ちでした。

まあ、これで今生の別れではありません。
次は、いつ会えるでしょう?
また、その時、フランクに気持ちを聞いてみたいと思います。

今から楽しみです。
この会話は、私にとって、夏休み最大のプレゼントだったな、と感じています。

2015年

8月

31日

「どうせ」星人との付き合い方

お子さんに「どうせ〜」と言わせたくないお母さんへ


今日は、「どうせ」星人との付き合い方です。

彼らの必殺技、「どうせ〜なんでしょ!」は、かなりの威力で心の平穏を壊します。

そんな時は、黙るに限ります。


教室で、よく耳にする言葉…


「どうせ〜なんでしょ!」


ほとんどの場合、


<それは、あなたの思い込みだよ!>


ということなのですが、興奮していますから、そんなことを言っても通じません。


「どうせ、俺のこと嫌いなんだろ!」


「どうせ、私のことバカにしようとしてたんでしょ!」


「どうせ、僕にはできないよ!」


興奮している子どもは、心のエネルギーを強く発散しますから、

相手が子どもなら、すぐに興奮しだして、けんかになりますし、

お母さんなど、大人が相手でも、初めこそ、落ち着いていられても、


「もう、いい加減にしなさい!」


と、カミナリでも落としたくなるのが関の山です。


ですから、子どもが、


「どうせ〜、どうせ〜」


と言い出したら、とりあえず、黙りましょう。

ひとしきり、「どうせ〜」を言ってもらい、言葉が途切れるのを待ちましょう。


その上で、「どうせ〜」の「〜」の部分を子どもに確認してみるのがオススメです。

上の例でいうなら、


「あなたが、嫌われているっていうこと?」


「あなたが、バカにされたっていうこと?」


「あなたが、できないっていうこと?」


その後も、まだ興奮が続くかもしれませんが、こういう時は、納得のいくまで、

発散しないと、かえって溜め込みます。


ひと段落したところで、


「あなたは、そう思っているようだけど、私はそう思わない」


「でも、不安になるのは当たり前なので、いつでも不安になったら言っていいよ」


という2つだけを伝えて、あとは黙ります。


要は、


「僕は、あの子に嫌われたくない!でも、嫌われるに決まっている!」


「私は、あの子にバカにされたくない!でも、されるに決まっている!」


「僕は、これを上手にやりたい!でも、できないに決まっている!」


という不安の爆発なのですから、誰かがその不安を受け止めてあげる必要があるのです。


ですから、子どもの方が、


「どうすればいいかな…」


と言いだすまでは、グッとこらえて待つことが大切なのではないかと思います。

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