エレガントな子育てのために
早起きは、ほどほどに!?
私たちはお母さん方に対して、早寝早起きの大切さを、よく訴えてきました。
しかし、先日、その常識を覆す研究が発表されました。
ハーバード大学の研究によると、早起きは、集中力の低下やコミュニケーションの質を下げるだけでなく、健康のリスクを高め、寿命を縮める可能性さえある、とのことでした。
私たち教員は、定時が早いので、起床も早い人が多いようです。
お母さん方も、たくさんの家事があり、早起きで頑張っていらっしゃる方も多いでしょう。
一方で、早起きが本当にキツい…
というお母さんもいらっしゃいます。
私の勤める学校は、基本的にお弁当なので、お母さん方は、大変です。
お付き合いが長くなると、早起きのキツさを切々と語られる方もいて、一緒に笑うものですが、笑いながら、大変さに頭が下がる思いをしています。
そんなお母さん方には、この研究は朗報かもしれません。
逆に、早起きこそ、健康と能力アップの秘訣と信じて疑わない方には、受け入れがたい話でしょう。
私自身は、早起きして1日を始めると、1日を長く使えるので、いいな、と思っていますが、一方で、早起きなんてしなくてもいいんだ、と思えることで、何か潜在的なプレッシャーから解放されたような気がします。
学校のスタートは8時過ぎから半の間、会社のスタートは9時、お店は10時…
そう決め付けず、いろいろな形があっていいのかもしれません。
フレックス勤務は、かえって効率が悪く、一律の業務時間に戻す会社も多いと聞いたことがあります。
それぞれの文化や事情によって、時間の考え方は変わるのでしょうが、横並び意識の強い我々にとって、早起きは悪い!という新しい価値観は、新しい風を吹き込んでくれるような気がします。