シンプルな子育て論
見え過ぎちゃって困る…
私が子どもの頃、
見え過ぎちゃって困る〜
というテレビコマーシャルがあったのですが、皆さんはご存知でしょうか?
さて、テレビの電波は、見え過ぎるぐらいでないと困りますが、子どもの様子は、見え過ぎちゃったら、確かに困ることも多いと思います。
マジメで、一生懸命な素晴らしいお母さんほど、お子さんをよく見ています。
だからこそ、いいところも課題も、よくおわかりで、スゴイなぁと素直に思ってしまいます。
一方で、そこまで見られてしまうと、子どもにとっては、もう自分の場所がなくなってしまいます。
それは、実は大きな問題になっていくものです。
嘘や隠し事という、あるのはわかっているけど、心にダメージのあることを増やすことになることが、とても多いのです。
お子さんの年齢や段階に応じて、見て見ぬフリや、片目をつぶって、あえて見ないようにすることも必要だと思います。
チラりと見えてしまうと気になってしまうのが人情です。
先生に聞いても、何だかアテにならない…
しっかり者のあの子なら、と聞いてみますが、わからない…
しかも、それだけハッキリ見ようとすれば、子どもにプレッシャーがかかりますから、親子を巻き込んでトラブルになることも、起こるでしょう。
時には、子どもがどう言おうと、周りのお母さんにどう思われようと、ガッツリ向き合って、細かな事までハッキリさせないといけないこともあります。
が、それは、そうあることではありません。
小学校生活に一度か二度の話です。
お子さんの様子が気になって、気になって仕方がない時は、
「見え過ぎちゃって困る〜」
というコマーシャルを思い出してみることをお勧めします。