スマートな子育て論
私は幸せだ、とつぶやく。
人間万事、塞翁が馬といいますが、どんな時でも、私は幸せだ、とつぶやくことができるなら、本当に素晴らしいと思います。
いわゆるポジティブシンキングとは少し違うかもしれません。
私が強調したいのは、
「幸せだと、つぶやく」
ことです。
「つぶやく」
です。
子ども達と過ごしていると、なんで、こんなに自分の話が多いんだろう?と感じることがあります。
自慢とは少し違います。
単なるおしゃべりとも違うのです。
ドラマチックな感じとでも言いますか、作られた感じとでも言いますか、何か、
「うん?」
と気になってしまうのです。
あんまり、私は幸せだ、私は幸せだ、と強く思ったり、強く声をあげたりするのは、むしろ逆の心理の裏返しに感じます。
少し、この話を発展させると、
「お前はできる、お前は最高だ!」
とお子さんに強調しすぎるならば、それは、ポジティブシンキングで、プレッシャーをかけていることになると思うのです。それは、誘導です。
子どもの世界でも、大人の世界でも、穏やかに幸せを感じている子(人)には、自然と人が集まり、いい雰囲気になるでしょう。
ですから、
「つぶやく」
程度にしておかないと、かえってプレッシャーになるような気がします。
肩の力を抜いて、幸せを感じたいものです。