シンプルな子育て論
お子さんのトラブルの奥にある、あなたのホンネは何でしょう?
躾とは、親が解消できなかった不満や不安を子どもに映し出して、子どもを攻撃することだ、という見方があります。
もし、今、あるいは、これまで、何かとお子さんをめぐるトラブルがあるなら、そういう見方が、新しいステージを提供してくれるかもしれません。
私は、自分自身の育ちをふりかえり、また、教師としての経験上、この見方に共感することができます。
では、どうするか?
まずは、この心理的メカニズムを、
「そういう一面もあるのかな」
と受け止めてみることだと思うのです。
逆に、
「そんなことない!」
とひどく腹が立ったなら、むしろ、痛いところを突かれてしまった不安の裏返しかもしれません。
そして、次は、
「ま、みんな、同じだけどね」
と思うことが大事だと思います。
つまり、お母さんもお父さんも、誰でも子どもだった時代がある訳で、大なり小なり、躾という名の攻撃を受けてきたのです。
自分だけが、悲劇のヒロインではありません。
さて、それを踏まえて、具体的にはどうすればいいか…
それは、
「大阪のオバチャン」
になることでしょう。
もちろん、大阪のオバチャンにも、いろいろな人がいますから、これはイメージ、比喩です。
私自身の感想としては、イメージ通りの派手派手なオバチャンなんて、そういないような気がします…
さて、イメージとして、
「ホンネに正直で、ちょっとした時にアメをくれる大阪のオバチャン」
もしかしたら、あなたにとって、最もイヤなタイプかもしれません。
だとしたら、逆にそれが、答えなのかもしれません。
私自身、
まだ子どもとして、自分の親と向き合い…
教師として、親子の葛藤に向き合い…
大阪のオバチャンになっていこうと思っています。