スマートな子育て論
思っているよりも、甘えさせていい。
「甘えさせては、いけない!」
真面目で、一生懸命なお母さんほど、そう考えて、無理して「厳しく」されているようです。
しかし、甘えさせることは、そんなに悪いことなのでしょうか?
子どもが、お母さんを始めとした、安定した大人に、思う存分、甘える経験は、心身の健全な発達に不可欠であるように思います。
たくましく、この世を生き抜くためにこそ、とことん、甘えておく必要があるのではないでしょうか?
「あ〜まあ、わかるんですが、そうなると、一生、自立できないのではないかと思うんです…」
そう、思われるかもしれません。
でも、私は逆だと感じます。
一体、いつまで甘えるの?
と思っても、ある段階で心が満ちると、スパッと離れていくように思います。
ただし、よくないのは、
「この子が、私から離れてしまうと、私の存在価値がなくなるような気がして…」
と、お母さんの気持ち・不安を埋めるために、お子さんをそばに置いておこうとすることですね。
これは、「甘えさせる」のではなく、「束縛」です。
これをしていると、子どもはとても生き苦しくなります。
真面目な方ほど、「甘え」に過敏なようです。
が、早く、確実に自立をさせるためにこそ、思っている以上に「甘えさせて」いいと私は思います。