現役小学校の先生が教える、意外なやる気を引き出すヒント
中途半端で終わらせる。
「そんな中途半端なところでやめないで、キリのいいところまでやりなさい!」
そうお子さんにおっしゃったことのあるお母さんもいらっしゃるでしょう。
しかし、勉強のやる気を引き出すためには、それはかえって、逆効果なのだそうです。
むしろ、問題の途中で中断する方が、取り組みやすいのだそうです。
これは、「ツァルガイニク効果」と呼ばれることで、旧ソ連の心理学者・ツァルガイニクが実験、実証したことで、
「途中になっている課題の記憶は、終わらせてしまった課題についての記憶より思い出されやすい」
ということなのだそうです。
秋も深まってきました。
勉強の秋、読書の秋、食欲の秋…
たまには、中途半端な終わりでも、認めてみませんか?
心のゆとりにもつながるような気がします。