スマートな子育てのために…
習い事を「今」かどうかで、見極める。
お子さんに多様な経験をさせ、素養を身につけるために、習い事は重要です。
特に、音楽的なことなど、小さいうちでないと身につけられないこともあるといいますから、
お母さんにとってみれば、いろいろとお考えのことでしょう。
一方で、度が過ぎると、バランスを崩し、お子さんにとってマイナスな面が出てくることも、
また一つの重要な側面です。
女の子などは、文句も言わず、毎日、毎日、いろいろな習い事にまじめに取り組むこともありますが、男の子になると、
「そんなことより、公園で走っていたい!」
という話になることも、しばしばです。
まあ、それはそれで、健全な証拠とも言えます。
「ウチの娘は、文句も言わないから…」
「息子は文句タラタラだけど、今、させておかないと、後で困るから…」
というだけで、習い事をしていると、実はお子さんに負担がかかり過ぎていることもあります。
お子さんの体調を見て、あるいは、友達とのトラブルの様子を見て、
「あれ?」
と思うようなら、考え直すチャンスです。
お母さんご自身を責める必要ありませんし、
お子さんのさらなる「がんばり」を要求する必要もありません。
・妙に体調が悪い日が続く…
・なぜだか、友達とケンカして帰ってくる…
そんな時は、その習い事は、
「今」
必要かどうか、考え直してみてください。
お母さんが、心の底から、何の迷いもなく、
「今」、必要だ!
と思われるなら、そのまま続けるのがいいでしょう。
でも、
「うーん…どうかな…」
と心の片隅に迷いがあることに気づいたら、ちょっと休憩のサインです。
やめる必要はありません。
1回でも休んで、お子さんとご自身の様子、ホンネを見てみてください。
お子さんの将来を見据えて、準備をしておくことは、一般的にいって、
「良いこと」と思われています。
が、「今」に即していなければ、害になることもあります。
何かの機会に、考えてみてください。