小学校受験シーズン目前の今だからこそ、来年の4月以降の6年間を考えて、いろいろな選択をしていただきたいと思います。
ニューズウィーク日本語版に、
「女性エベレスト隊長に学ぶ、究極の準備」と題する記事が掲載されています。
この中に、
〜皆忘れがちだが、山頂はあくまでも折り返し点だ。高峰での死亡事故の大部分は山頂にたどり着いた後に起きる。〜
という部分がありました。
これは、子育ての中で、目標の達成を山頂と考えると、示唆に富んでいると思いましたので、少し考えを深めてみたいと思います。
目標の達成…
最もわかりやすいのは、受験でしょう。
目標の学校に合格することだけを目指して、親子二人三脚で、懸命に努力!
やっと手にした合格通知。
でも、学校はいろいろな考えを持った、個性あふれる方々の集まる場なのです。
たくさんのトラブルも起こります。
「あんなに頑張って、憧れて入った学校なのに、こんなトラブルがあるなんて!」
気持ちはお察ししますが、そううまくはいかないものです。
・クラスメイトに
・担任の先生に
・同じクラスのお母さんに
こんなはずはなかった!
と怒りをぶつけても、問題は深まるばかりです。
どんなに偏差値が高かろうと、低かろうと、評判が良かろうと、悪かろうと、子どもがトラブルを経ながら成長するのが学校です。
昨日から10月。
いよいよ小学校受験のシーズン目前です。
ぜひ、合格という山頂に達した後の6年間を現実的にに意識して、登山に挑んでいただきたいな、と思います。
え?
合格という山頂に達さないこともある?
そうですね。
試験は水物です。
どんなに日頃、よくできても、試験当日に調子ができらないこともあります。
その時は、他のご縁という山頂に達したと考えると良いのではないでしょうか。
合格だけが山頂ではありません。
お子さんのお子さんらしさが生きる環境は、お母さんが思っているよりも、たくさんあると思います。