どうせブツブツ言うなら、明るい言葉の方がいい。
先日、井の頭公園を歩いていると、向こうから必死の形相で走ってくる人を見かけました。
身なりは、まさにマラソンですから、違和感があるわけではなかったのですが、
近づいてくると、ブツブツ言いながら走っているのがわかりました。
「なんて、バカなんだ」
「何やってんだオレは」
こんな言葉を言いながら走っているようでした。
どうりで、形相が必死になるわけです。
口グセって、こわいなあ、と思いました。
教室の子ども達をふりかえってみると、ここまでひどくはないにせよ、
すぐ、
「あ~ムリ」
「あ~やっぱりダメだ」
などという言葉を口にする子は少なくないようです。
できないことや失敗が不安なのは、とてもよくわかります。
私自身も気づくと、そういう言葉を口にしていることがあります。
すると、子ども達から、
「先生が、そんなこと言わないでよ」
と言われ、笑ってしまうこともあります。
無理して、なんでもポジティブに、とは思いませんが、
大人の側が、口グセを意識していることは大切だと思います。