お子さんをどれぐらい手助けすればいいと思いますか?
だいたい、思っている4倍ぐらいです!
よ、よんばい!?
そうです。
4倍です。
例えば、書き順をよく間違えてしまう漢字があったとします。
一回、お母さんがお手本を書いてあげました。
さぁ、あとは自分でやれるわね。
そうはいきません。
一回、お手本を書いて、
次に、もう一回、お手本を書いて、お子さんになぞらせて、
さらにもう一回、お手本を書いて、お子さんになぞらせて、
最後は、子どもが自分で書くのを黙って見る
というぐらいです。
そんなに手を出したら、甘やかしになりませんか?
まぁ、そうかもしれません。
でも、意識してほしいのは、お手本を何回も書いてあげるのは、書き順を正しく身につけるためだということです。
得意な字なら、そんなにお母さんが手出ししなくても、子どもの方から、
「もうできるよ、大丈夫。」
と言ってきます。
何かの原因で、その字、あるいは漢字学習そのものに課題や不安がある訳ですから、手出ししすぎて、困ることはないのです。
何より、子ども自身が安心できたら、自然と、
「自分でやる」
と言い出します。
あ〜これならできる!
と子どもが思えれば、自然と一人でやりたくなるのです。
つまり、意識してほしいのは、困っていること、課題になっていること、そのものです。具体です。
それをできるようにしたり、よくしたりするためには、思っている以上に、手助けが必要なこともある、ということです。
おそらく、トコトン付き合うぞ〜というお母さんの決意や覚悟を子どもが感じたら、4倍どころか、2倍か、場合によっては、半分で、できるようになるかもしれません。
手間はかかる気がするかもしれませんが、結局は、子どもに力をつけ、自信が持てる方法だと思います。