イライラと乗り物酔いは同じ?
イライラしないコツは、
・悩みそうなことを見ないこと
または、
・自分のイライラのクセを受け入れること
これは、今日、乗った伊勢湾フェリーで感じたことです。
今日は台風の接近の影響なのか、あるいは、いつものことなのか、愛知県の伊良湖岬から三重県の鳥羽まで運行されている伊勢湾フェリーは、私にとっては、結構、揺れました。
おかげで、少し酔ってしまったのですが、その時、イライラと乗り物酔いは似ているなぁ、思ってしまいました。
乗り物酔いは、自分の感覚と目から入ってくる情報のズレが原因で起こります。
イライラは、自分の期待とのズレで起こります。
いずれにせよ、「ズレ」が原因です。
そして、その対処法です。
一番、手っ取り早く、誰にでもオススメなのは、
「寝ること」
目からの情報をシャットアウトしてしまえば、ズレが起こりません。
寝て、意識をリセットすれば、イライラも、かなり収まるでしょう。
イライラの元を見ないようにすることは、とりあえず、イライラを鎮める意味ある方法だと私は思います。
とはいえ…
見ないように、見ないように、だけでは、イライラは、かえって募るでしょう。
そこで、もう一つの方法は、逆に、「正面からズレを見ること」です。
乗り物酔いから説明します。
私は子どもの頃から、とても乗り物酔いをしやすかったのですが、車の免許を取ってからは、ずいぶん、酔わなくなりました。
自分の意志で車をコントロールするようになってからは、次の車の動きと自分の体の動きがリンクしているため、「ズレ」を意識せずに済む訳です。
この経験は、共感して下さる方も多いのではないでしょうか。
この理屈をイライラに当てはめてみます。
人にはそれぞれ、イライラしやすいポイント、クセがあります。
10年、20年、30年…
生きてくるうちに、いろいろな経験をします。
子どもの頃は、とてもイヤだったことが、今では、全然、気にならなかったりするなど、心の幅が広がります。
どんな時に自分がイライラするのか、真正面から向き合う心の強さも増してくるでしょう。
そうすると、
「あ〜このパターンは、イライラするよな〜」
と予想できるようにもなります。
あるいは、
「やっぱり、イライラしたか」
と確認もできます。
私の今日は、行きのフェリーは、目を閉じて、寝てしまいました。
帰りは、特別室料金を奮発して、わずか330円ですが…船の真正面から船の動きを見ていました。
帰りの方が、うねりがあり、揺れましたし、波を少しかぶりもしましたが、あまり酔わずにすみました。
しかも、突然、船の右側に、野生のイルカの群れを発見。
その場にいた人たちと、楽しい時間を過ごすことができました。
自分のイライラと真正面から向き合うのは、波をかぶることもありますが、思わぬプレゼントをもらえることもあるかもしれません。