お母さん、刑事さんになっていませんか?
気にかけて欲しいのは、事実よりも気持ちなんです。
泣きはらした様子で帰宅したお子さん。
心配になったり、悲しくなったりするのは当たり前ですね。
そんな時、ついつい、何があったかを問い詰めてはいませんか?
何があったか、気になるのは当然ですが、それを尋問していっても、逆効果ということが多いのです。
なぜなら、
・特に、男の子に多いのですが、そもそも、何があったか、きちんと把握できていない。
・さらに、これも男の子に多いのですが、うまく言葉にできない。
・1度、嫌な思いをしているのに、また言葉にすることで、追体験するのは、もう嫌。
というような理由があるからです。
お母さんは、心配ですから、何があったか、知りたくて知りたくて、たまりません。
すると、うまく言えない、あるいは、言わないお子さんに、腹が立ってきます。
こうなると、子どもにとっては、お母さんまでが、嫌なところをついてくる存在になってしまいます。
ですから、何かあった時は、お母さんが刑事さんになって、事実確認に追われないようにすることが大切です。
もちろん、事実関係も重要なのですが、先に、お子さんの気持ちを十分に受け止める必要があります。
〜本当に、嫌な気持ちだったんだね〜
〜それは、悔しかったね〜
などと、気持ちを言葉にしてあげることもいい方法です。
気持ちの受け止めに時間をかければ、事実関係を把握するのも楽になります。
ぜひ、参考にしてみてください。