人は人中、地は地中。
(ひとは、ひとなか じは、じなか)
人は、人の中でもまれて過ごした方が魅力的になれるし、
土地も、周りも含めて良くなっていくものだ、ということです。
皆さんは、この言葉を聞いたことがありますか?
私は、子どもの頃、よく祖母から聞かされていました。
ネット検索で見たところでは、どうも四国の方のことわざなのかもしれない、と思いました。
いろいろ調べてみますと、
「人は人中、田は田中」
(ひとは、ひとなか たは、たなか)
※「ひとはひと なかたは、たなか」ではありません!
や、
「人は人中、木は木中」
(ひとは、ひとなか きは、きなか)
というのもあり、同じような意味のようです。
いずれにせよ、一人の世界に孤立しているのではなく、人の中に入っていって、
いろいろな経験をすることが、魅力的になるために、とても大切だ、
ということです。
もちろん、人中でもまれている時は、とても嫌な気持ちのするものです。
ですから、周りの大人としては、参っている子どもを励ますことを大切にしたいな、
と感じます。
ああしなさい、こうしなさい。
という具体的提案がいい場合もありますが、悩みそのものを肯定するような
励ましを大切にしたいと思います。