下手に手出しなんて、しない方がいい
昨日は、都内で50年ぶりに復活したという葛西臨海公園の西なぎさで、小学校の先生向け研修があり、行ってきました。
その中で、とある先生が、学校で作っている池の環境の整え方について質問したのですが、それについての水族館の方からの答えが、
「下手に手出しなんて、しない方がいい」
ということだったのです。
この先生の学校では、使っている水も水道水だそうですが、何となくうまくいっているのだそうです。
それならば、かえって何か手出しをすると、バランスが崩れてしまう。黙ってみていられずに、変なことをして、せっかくの環境を壊してしまうことが多い。
のだそうです。
もちろん、うまくいっていないなら、原因を考えて、あれこれ試してみるのでしょう。当然のことです。
問題は、うまくいっているのに、あれこれしたくなってしまうことです。
これは、子どもの人間関係でも同じなのではないでしょうか。
大人からみれば、「?」ということでも、安定しているのなら、口出しせず、ちょっと様子を見てみることも大切です。
それから、気になっていることを聞いたり、話したりしても遅くはありません。
あれこれ質問責めにしたり、大人の意見を押し付けてばかりしていると、かえって肝心なことを相談できなくなります。
バランスが取れているかどうか、ちょっと考えてみて欲しいと思います。