言われた勉強を素直にやるという子の話を聞いて、
「なんで、ウチの子は…」
と、気持ちが暗くなったなら、とりあえず、何も言わずに、3分間、黙ってお子さんの横に座ってみませんか?
言われた勉強をやらない、ということは、もはや、黙って机に向かうことさえ難しいのではないかと思います。
理由はいろいろあるでしょうが、理由を深堀りするよりも、3分間、黙って座っていられたら、もう合格!という気持ちで、黙って机に向かう習慣作りに初めは時間をかけることをお勧めします。
お母さんとしては、あれもやらせたい、これもさせておきたい、と勉強のことが頭を駆け巡るかもしれません。
ですが、黙って座っていられないことには、何をやっても、身につきません。
そのために、お母さんには、黙って横に座っていてほしいのです。
じっとお子さんを睨みつけていては、かえってプレッシャーになります。何か好きな本を読んでもいいでしょう。お仕事の書類を読んだり、書いたりしてもいいでしょう。
たった3分間でいいのです。
ただし、唯一の条件は、お母さんが黙っていることです。
あれしなさい、これしなさい、とか、ダメなポイントの指摘などをすると、机に向かうことが嫌なこととなってしまいます。
お子さんが何もしなかったとしても、まず3分間から始めましょう。
黙って机に向かうことは、コックさんにとっての仕込みのようなものです。その習慣づけは、お子さんの力を発揮させるための、重要な基盤作りなのです。
この3分間がお子さんの将来を拓くと言ってもいいぐらいだと私は思います。
まず、短時間でいいので、習慣づけることをお勧めします。