子どもが口にする困りごとの多くは、本当のことです。
もちろん、その子の視点に立って、ということですから、心の事実、というのが正確な表現かもしれません。
ですから、子どもたちが口にする困りごとには、真剣に対応しなくてはなりません。
とはいえ、いくらマジメに向き合っても、同じようなトラブルが続くばかりで、解決しないこともあります。
それは、子どもが口にする困りごとが、実は氷山の一角で、より深いところに、不満や不安があるからです。
そんな時は、
「こりゃ、ちょっと時間がかかるな」
と、思っておく必要があります。
大人の感覚で、え?
と思ってしまうようなことでも、真剣に対応してくれるから、子どもは素直になれるし、大人を信頼できるのです。
子どもは、自分が守られている、と自覚できれば、ずいぶん難しいことでも、やれてしまうものです。
何かトラブルが続く時は、そのチャンスだと受け止めると、いいのではないでしょうか。