やる気になるヒント、特にそれが長く続く秘訣は、何よりも「好き」なことをすることだと思います。
ですから、大人は子どもと、どんなこと、ものが好きか、たくさん話したり、一緒に体験したりすることが大切です。
特に、それを好きでいいんだよ、本当に好きなことを口にしていいんだよ、と認めてあげることが不可欠だと私は思っています。
本当に好きなこと…
口で言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい…
何が本当に好きか、自分でわかっていないことが、多いのではないでしょうか。
だからこそ、好きなことが変わってもいいのですが、それ以前に重要なことに、好きなことを好きということに罪悪感を持つ人が多いような気がするのです。
私自身もそうだったのですが、好きなことに夢中になることが、何やら不真面目というか、甘えというか、よくないことのように思えてしまうのです。
でも、本当は、そんなはずはありません。
好きなことをして、イキイキできたら、健康にもなり、医療費は減るでしょうし、社会不安も減って、いいことばかりなはずなのです。
だから、子どもが好きなことを口にしたり、探したりすることを周りの大人は、ありのままに認めることが大切です。
「それはムリだよ〜」
とか、
「それはくだらないね〜」
などと言うのではなく、ウンウン、と聞いてあげるのがいいと思います。
好きなことは、きっとアレコレと変わるでしょうが、好きなことに熱中していいんだ、と思ってさえいれば、試行錯誤もできると思います。