「子どもを変える覚悟、ありますか?」
私の著書の帯には、お母さんに覚悟を求める言葉が載っています。
では、私は何を覚悟しているかというと、私は子どもの力を信じるという覚悟をしています。
どんな時でも、私は子ども一人一人の中には、自分らしく生きる力は、すでに十分にあるという前提なのです。
この考え方は、大いに共感してくださる方もいらっしゃる反面、「もっと、○○をしてほしい」、「単純に楽をしているだけ」というような要望や批判を浴びることとセットになっています。
当然のことだと思います。
それでも私は、子どもの中には、そして、お母さんの中には、すでにイキイキした毎日を生きる力があるというベースの考え方は揺らがないのです。
これは私の核になる理念です。
もちろん、現役の教師として、毎日を子どもと過ごしている以上、授業では、様々な課題や活動をしています。その一つ一つを、
「こんなにやりました」
とアピールするのではなく、静かに、淡々と取り組んでいきたいと思っています。
あなたは、何か覚悟していることがありますか?
表面的には、お愛想を言って、踏み絵を踏んでも、内心、譲れないようなことはありますか?
それがご自身で自覚できた時、きっとお子さんは安心して、落ち着くことができるのではないかと思います。