褒めることと認めることは、ずいぶん違います。
褒めることは、子どもをやる気にさせるので、叱らずに褒めましょうという話もあるようです。
しかし、ちょっと考えてみてください。
褒めるというのは、望ましい状態をこちらが決めていて、それを達成したり、それに近づいたりしたから、褒める訳ですから、誘導なのです。
つまり、子ども自らやったように見えて、実のところは、大人主導ということですね。
基準があるのですから、できたら褒められる、できなければ褒められない(叱られる!?)。
当然、子どもにプレッシャーがかかります。
すると、自信のない子は、
「どうせムリ〜」
と、取り組まなくなるでしょう。
一方、認めることは、その状態、やってきたことをそのまま、受け止めて、励ますことです。
基準がありません。
何々ができたら、できなかったら、とプレッシャーがいりません。
子どもに自信をつけることができます。
どんなにできなくても、やったことを認めてもらえるなら、心が満たされます。
よし、次もやるぞ!
と思うことができます。
ぜひ、基準のない、認める言葉や態度でお子さんを力づけてあげてください。