お友達とうまくいかないことが気掛かりだというなら、こう考えてみてほしいのです。
「別に仲良くしなくてもいい」
いろいろな人と親しく付き合うことは大事なことです。
でも、みんなと、全員とそんなに仲良くしなくてはいけないのでしょうか?
・自己主張ばかりしないで、相手の話も聞くんだよ。
・黙ってばかりいないで、自分の気持ちも言わないと。
ということと、みんなと仲良くするということは別だと思うのです。
自分のことばかり主張してトラブルになる子には、
「ちょっと人の話も聞こう」
ということは必要です。
でも、その結果、みんなと仲良くなるかどうかは、わからないと思います。
もちろん、逆に人に合わせてばかりの子は、
「自分の気持ちをハッキリ言ってみよう」
と伝えはしますが、その結果、みんなと仲良くなれるかどうかはわからないのです。
相手と仲良くなれるかどうかを目標にすると、どうしても子どもにプレッシャーがかかります。
お母さんから見て、我が子の人付き合いの課題をアドバイスするのはいいですが、その結果、仲良くなれなくても、どこかにあなたをわかってくれる人はいるから大丈夫、と伝えてほしいと私は思います。
そこに大人の余裕を感じて、子どもは学校であったトラブルを素直に相談できるのです。
ぜひ、今度、何かトラブルがあった時は、
「それは大変だったね。みんなと仲良くなれなくても仕方ないんだよ」
と声をかけてみてください。
きっと子どもなり、どうしたい考えると思います。