2015年4月27日のウォールストリートジャーナル日本語版によると、子どもをめぐる夫婦の口論の一番の原因は、出産の後、復職するか、専業主婦になるか、という問題なのだそうです。
この問題は、私も担任として、子育てカウンセラーとして、たくさん伺ってきました。
子どもの健全な育ちの上で、復職するか、専業主婦であるかということのどちらがいいか。
私の意見は、どっちも関係ない、ということです。
お母さんが仕事をしているからと言って、子どもが不安定になるという訳ではありません。
専業主婦の家庭だから、子どもは安定しているとも限りません。
ポイントは、お母さんの気持ちが安定しているかどうか、ということです。
ウォールストリートジャーナルの記事には、幼児期の母子がどの程度、一緒に過ごしたかは、子どもの精神安定や成績などと関連しないという研究も掲載されていました。
これは、私の経験上の結論と重なる研究です。
お母さん、働くとか、働かないとか、そういうことではなく、ご自身のあり方に、ぜひ自信を持ってください。それが一番、子どもを安定させるのです。