みなさん、子どものやる気を引き出すために、怒ったり、脅したり、あるいは褒めたり、モノで釣ったりされているかもしれません。
が、私の経験上は、一番、やる気を引き出せるのは、動くことです。
大事なことは、元気だから動くのではなくて、動くから元気になれるのです。
だから、先に体を動かしておかないと、勉強でもなんでも、やる気になれないのです。
例えば、私の勤めるむさしの学園では、授業と授業の間は、毎回、10分間の休み時間があり、外で遊ばなくてはいけない決まりになっています。
たとえ、友達と話すだけでも、一人で校庭を散歩するだけでも、外に出なくてはなりません。
だから、授業に集中できるのです。
気持ちがリセットされるのです。
その休み時間に、漢字を練習させたい、計算をさせたい、とスキマ時間に課題を出すと、かえってやる気をなくして、時には成績が悪くなります。
気持ちをしっかり切り替えて、やるべき何かに向かう準備を整えるのは、体を動かすことです。
ぜひ、今度、試してみてください!
ずいぶん、お小言を減らせると思います。