ただでさえ忙しいお母さんにとって、兄弟ゲンカの仲裁は、ひどく
心のエネルギーを使うものでしょう。
そこで、今日、ご提案するヒントは、
「意味付け」や「指導」
をしない、ということです。
子どもの言い分は、多分に自分本位です。
それが、ひどく「ワガママ」なことに聞こえます。他人には…
ですから、お互いの言い分を聞いているうちに、
「そうじゃなくて、こうだよ」
と否定&指導をしたくなってくるのです。
でも、それを言われてしまった子どもは、自分の気持ちをくんで
もらえていませんので、同じようなトラブルを繰り返すことになります。
ですから、急がば回れで、言い分は全て語ってもらう必要があります。
その上で、こう聞いてみてください。
「じゃ、どうする?」
多くの子は、自分のよくなかったところは、なんとなくでも、わかって
いるものです。
でも、素直になれない…しかも、人に言われるのはイヤ…
それなら、次はこう言いましょう。
「どう手伝おうか?」
これは、「勝手にしなさい!」「もう知りません!」と突き放すのではなく、
自分のこととして、自分で考えた上で、手伝ってあげるよ、という言葉です。
こういう言葉を使うことで、子どもは自分の気持ちを自分なりに考えたり、
表現したりする練習ができます。
そして、何より、自分はトラブルも含めて、大人に守られている、という
感覚を与えることができます。
ぜひ、次のケンカでは、
「どうしたの?」の一言で仲裁を始め、一息ついたら、
「じゃ、どうする?」の一言で、幕引きに入りましょう。
それでも入れなかったら、
「どう手伝おうか?」と聞いて、サポートしてあげてください。
きっと、少しずつでも、子どもたちの視野が広がることにつながります。
最後まで、ありがとうございました。
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